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Channel: 永久投資家の米国株投資物語
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TradingView(チャート描画サイト)

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今までstockcharts.comの独壇場だった株価チャート描画サービスですが,最近はTradingViewの人気が高まっています。

日本語版のTradingViewはこちら。(私は米国株専門なので英語版しかチェックしていません。)

特にテクニカル指標を活用するタイプのトレーダーは,他のユーザーとのSNS的な交流のしやすさ(share ideas: トレードアイデアをシェアする),描画のしやすさという点ですでにTradingViewの方に分があります。

伸び盛りのTradingViewですが,プライベート・カンパニー(bloomberg)なので株を買うことはできません。両者を比較してみると,stockcharts.comが1998頃に創業し20年のキャリアがある老舗なのに対して,TradingViewは2011年創業のまだわずか6歳の企業です。(経営陣にはベンチャー・キャピタル関係者も入っており,マネタイズに関して指南を受けていることでしょう。)

それにしても,「シェア」「SNS」という考え方を最初から持っているというのはさすがに強いですね。世代間ギャップだとも言えます。

残念ながらstockcharts.comはITバブル期の創業であり,その後は大きく改良されてきませんでした。古き良き便利ツールの域を出ません。

今のままだとstockcharts.comはユーザーがジリ貧間違いなしで,5年も経たずに消える運命にあるでしょう。残念ながらITサービスは変化にいち早く対応できた企業だけが生き残る弱肉強食の世界です。私も長いことstockcharts.comを利用してきたので残念ですが,やむを得ないことです。

TradingViewは,ユーザーからのサブスクリプションフィーで運営されており,パッと見た限りでも相当な人数がPro(有料会員)として登録しています。ワイド・モートの定義の一つにネットワーク効果というものがありますが,株のトレーダーからFX,ビットコインまで幅広い投資コミュニティを囲い込むことに成功したTradingViewの作戦勝ちといったところでしょう。

要するに,誰もstockcharts.comの有料会員になんてならないということです。

以下のように,ブログ内にjavascriptで描画ウィジェットを簡単に組み込むことができる点も便利です。間違いなく1年以内にブログ村内でも標準ツールとして使われるようになるというのを予言しておきます。

投資ネタとは違いますが,米国のこういう投資情報サービス提供企業の進化スピードは見ていて気持ちいいですね。日本でもこういうベンチャーがどんどん出てくるといいのですが・・・。



使い方は簡単。以下のようなスクリプトをHTMLに組み込めばいいだけです。

<!-- TradingView Widget BEGIN -->
<script type="text/javascript" src="https://s3.tradingview.com/tv.js"></script>
<script type="text/javascript">
new TradingView.widget({
  "width": 625,
  "height": 400,
  "symbol": "NASDAQ:AAPL",
  "interval": "D",
  "timezone": "Etc/UTC",
  "theme": "White",
  "style": "1",
  "locale": "en",
  "toolbar_bg": "#f1f3f6",
  "enable_publishing": false,
  "allow_symbol_change": true,
  "hideideas": true
});
</script>
<!-- TradingView Widget END -->


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